幻の秩父

秩父花祭りで演奏してきました。
十輪寺、五十嵐さん奥様他のスタッフのみなさん、ありがとう。

宴会もよかった。
俺は運転あるので一滴も飲んでないのだが、盛り上がった。一番酔っぱらっていた自信がある。

『幻の湖』という文字通り幻の映画作品や『愛の戦士レインボーマン』をイントロデュースできてよかった。
20人くらいで宴していて、もう一人あの作品(幻の湖)を見ている人間がいる(計二人)とは思いもよらなかった。
その俺以外のもうひとりが挙げていた、丹波版『ノストラダムスの大予言』も期待できそうだ。
あと、秩父のお寺で実相寺昭雄監督の話をするというのも一種の供養感か。昭和は遠くなりにけり、でもそれでいい。


『幻の湖』という作品をとても短くかつ的確にまとめている、わたしのお気に入りの紹介文(キネマ旬報社による)を貼っておきましょう。


「何者かに愛犬を殺されたソープ嬢・道子は復讐を誓い、犯人を捜し始める。実はこの復讐劇には戦国時代からの怨念が絡んでおり、さらに事態は政府の宇宙開発を巻き込み、ジョギング対決へと発展していく。」


http://ja.wikipedia.org/wiki/幻の湖


それから
思わず聞き入ってしまう半信半疑的おもしろ天狗情報を語ってくれた人や、
ヤッターマンドクロベエの機密情報を暗号っぽく伝えてくれた推定年齢5歳の座敷童子な彼にもありがとうを。


突然段ボールの蔦木さんのソロ、ギターのストロークのフレーズが非個人的な何かを象徴してる感や言葉の感覚など、
「いいなあ、共感という言葉を今使ってみたい」という気持ちになる。

レゲエバンドもよくって、レゲエバンドでベースやカッティングギターなんか弾いてみたいなーとなった。野外ぽいですね。

ノイズっぽいアプローチの人(hiro)のエフェクターのセレクションはなっっとく、Sherman FilterBankひさびさ見たなー

俺こんの前の2525稼業というバンドも楽しかったし、そのギターの高橋さんと話したのも楽しかったんです。
「繊細なファンク・バンドだね〜」という評価は的を得てる部分、けっこうあるのでは、と。

TASUKE氏の司会もよかったし、即興でラップで入ってもらってありがとう〜

他の方のはたまたま散歩に出たりしてて I Missed ですが、春っぽい音を山や里に響かせていたという印象です。

いろんなバンドいろんな音楽があるなあという話を帰りの車の中で狩生くんたちとする。

車中では行きは、ホルガー・チューカイ(シューカイ)の『Movies』の80年代初頭にアナログから録ったカセット、
モータウンジェーン・バーキンBoards Of Canadaなど。

復路ではMotown、そしてこの3年くらいわたしも岡本も毎日のように聴いている Irma Thomas をかける。
「アーマ・トーマス」と発音しますが、うちでは「イルマ」と呼んでいます。
彼女は Stones の『Time Is On My Side』のオリジナルを歌った Soul Queen
カーステの EQ をミッドにピークを持たせて(というか聴いた感じフラットに近づけて)みたら、
ギターやベルが超いい音。生々しいギター音。

Irma Thomas は圧縮せず AIFF なり CD を常に携帯するというのが、私のデフォルト設定です。