夢で旅をしたら街とふたりだけだった(原題 : "Istanbul is not alone")

3月か4月に夢を見た。イスタンブールにいる夢。それもアジア側のKadıköy カドゥキョイにいる夢。
とてもリアルな夢で、通りも建物もフェリー乗り場近くのケバブ・スタンドも、ドルムシュ(ミニバス)や道のコンクリートの割れ目も、何もかも現実だと感じた。「あれ、俺、いつイスタンに来たんだろう?  日本で大事なことしてたのに。今じゃないんだよ、旅行はもうちょい先にしなきゃって一年以上我慢してたのに。はやく作業に戻らなきゃ。つうことは日本に戻るってことか。それはそれで大変だなあ。そういえば日本の人たち、どうなったかな」と、かなり焦った。そのくらいリアルな夢だった。
ただ不思議と静かなの。街並みや空や石、自分の靴なんかはとってもリアルなのに、人が街にいない。早朝なんだろうか。
まあ、せっかく来たんだから少し歩こう。いつどうやって来たのか定かじゃないがラッキーじゃん。んー、お店閉まってるのかな。そういえば霧がすごい。街の何箇所かに大きな霧の固まりが立っていて、それが気流で流れて辺りが真っ白になってきた。よく朝に散歩した海の方へ向かう坂道や、友だちの家の近くへ行こうかな。なんて思う余裕もなく、白いもやの中をすべるように移動していく。スケボーにでも乗ってるみたい。街はあるのに、人間がいない。とても静かだ。
目が覚めて驚いた。まさか東京で眠ってたのか! 現実の世界と同じか、それ以上にリアルな夢の街にいたことにショックを受け、興味深かった。そして嬉しかった。


とても君に会いたいけど、ぼくは今、楽しんでがんばらなきゃならないんだ。ほんとうはすぐにでも飛んで行きたい。でも、やることやらなきゃ。
イスタンブールイズミール 、、、
何が起きているのか、どうなっていくのか、たくさんの良き人たちが見守っているよ。