2/16の録音の。

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忘れないうちに大事な感想を書いておきたい。
いやー、プレイング・エンジニア、けっこう大変ですね。多重録音歴は長いけど(最近、1人多重はさぼっているけど)、バンドの一発録りで自分も演奏しながらエンジニアもやるって、演奏に集中するの、難しい。DAW だと波形がリアルタイムで描かれていくの、見えるし、これ、だいじょうぶ?録音されてるの?(波形が出てるんだから何がしかは録音されてるよ!) とか、レベル大丈夫かな、ああ、プリのツマミ、回したいよ、とか、いろいろ考えちゃうし。狩生くん、今までよくやってたなって思ったよ。
でも何事も慣れでしょう。トラブルもミスもあったし、いろいろ重なり睡眠もとれなくて参ったけど、とにかく1回は無事出来たわけだ、プレイング・エンジニア。慣れていけると思います。面白い道具なんかも思いついたし、これからがまた楽しみ。一歩づつ、やっていきます。


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セッティング中、The Who の『Live At Leeds Deluxe Edition 』を小さい音でかけた。狩生夫妻は「アグレッシブだなあ」と微笑んでくれた。これ、2時間のショーの全体、全33曲収録の95年のリマスター、リーズ大の食堂でのライヴの25周年記念盤。


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マイク・プリの振り分けだが、Neve をスネアに使うのは決めていたけど、もう一台は「じゃあキックに使ってみるか」と。なんか意外性ないけど(なくていいんだけど)そんな感じ。以前 Muddy さんを録音したときも同じ。ベースにも Neve 使ったんだっけかな、あんとき。

センター・セクション構築を俺が気を失いながらやっている途中、狩生くんはドラムのマイキングを始める。ああ俺も立てに行きたいけど、手を離せない。ので口を出す感じで。
・Kick D112 >> Neve 1073LB  太くしたい&アタックも欲しい そういう位置で。
・SN Top MD421 � >> Neve 1073LB
・SN Back SM 57 >> FMR audio
・Hi Hat M88TG >> FMR audio
・Floor Tom RE20 (これだけケーブル、確か Exton)>> Onyx
・Tom SM58 >> Millennia HV-35
このタムは謎(笑)。まともなマイク・スタンドが足りなくて、施設にある壊れてる短いスタンドを最大限に伸ばして、狩生くんががんばってマイキングしているが、高さが足りずマイクのダイヤフラムがタイコのリムの中に到底入らない。そもそもこのスタンドが無理なのよ。ぎりぎりリムの外側からリムの縁あたりを狙ってる感じ。で、今にもネジが緩みそう。そこになぜか Millennia を充てがうことに。このタム、そういう運命だったんか、今日。そう言い合う。ヘッドフォンからはいちおうタムの音はしている。どんなんでも面白くて使えれば、っていうか録った音を活かしていければ、と。

・Over Top C451 × 2 >> M101× 2
2,3 年前から? か、Grace Design M101で 451 って合うのかなーと思いつつ使ってみたら別に嫌いじゃない、っていうか少しザラっとしたロックぽい音というか、ふつうに 451 ぽい音でした。そろそろ違うコンデンサー・マイクにしようかとも思ってます。スネア(とハイハット)に C451 を使いまわしたいというのもある。今回 Onyx を使ってみて、別にトップのプリ、 Onyx でもいいかも、なんて思った。

まあ、ドラムのマイキングはそんな感じだったけど、予定してる通りにいかん事もあった。つづく